社会に出ると、理不尽に怒ってくる上司とか、少しのミスをすごい勢いで注意してくる先輩っていますよね。
私はこれまで、上司や先輩にめちゃめちゃ怒られてきた方だと自覚しています。
今ならかわせるお叱りやお小言、ご指導も、新人の頃は委縮してしまって「すみません!!!」を乱発していました。
きっと、この記事を読んでいる方の中にも、そういうタイプの方いるんじゃないでしょうか?
でも謝ることって、実は結構リスクがあるんです。
じゃあどうすればいいの?
怒られた時こそ「ありがとう」と言うのがおすすめです。
今回はそう思ったきっかけと、上手な怒られ方についてお伝えします。
「すみません」の乱用はデメリットだらけ!
「すみません」って言ったのに、さらに怒られたり、雰囲気が悪くなったことありませんか?
謝ったのに!なんで!?
って思いますよね?
私もすぐに「すみません」と言ってしまう人間でした。
「口ごたえせず謝っておけば説教が早く終わる」と思っていたからです。
もちろん謝ることは大切ですし、自分が悪いと思ったら誠心誠意謝るべきです。
しかし、相手に委縮しすぎたり保身のために謝ってしまうと、それがさらに怒りを買うこともあるので注意が必要です!
「すみません」の乱用、ダメ、ゼッタイ!!!!
私の失敗
必要以上に申し訳なさそうにして嫌われる
怒られる側が必要以上に申し訳なさそうにすると、怒る人が罪悪感を抱いてしまいます。
なんできゃりーが悪いのに、私が悪者みたいになってるの!?ムキー!!!
こんな風に、怒る先輩に罪悪感を抱かせたり、気まずさを抱かせてしまうと、怒られる側の印象はかなり悪くなります。
先輩たちはあくまで指導のために怒っているんです。
指導のたびに自分が悪者になるって最悪ですよね?指導する気が失せますよね?
だからどんなに悔しくても悲しくても、怒られているときに委縮しすぎてはいけません。
まして泣くくなんてもってのほか!
特に女の先輩の前では!!!
私は学生時代のバイトの先輩(20代後半・女性)がとっても怖い人でした。
何か言われるたびに『すごく反省しています』みたいな態度で謝っていたら、めちゃめちゃ嫌わました。
どのくらい嫌われたかというと、最終的に「きゃりーさんって、返事する時目が死んでるよね」って言われたり、彼女の送別会で「帰れ!」って言われたりするくらいです。
今ではネタですが、当時は辛かったーーーー!!!!!
食い気味に「すみません」と言ってさらに怒られる
私は新入社員の頃、社内で一番激務の職場で毎日朝から晩まで働いていました。
一緒に配属になった同期は3か月で倒れました。
倒れた理由は聞いていないけど、倒れる前、彼が先輩にめちゃめちゃ怒られていたのを私は知っています…。
その彼が違う職場に行ってしまった後、先輩の怒りの矛先は私に向きました。
新人が2人だったのが1人になったことで、文字通り毎日怒られました。
先輩が本当に怖かったです。
怒られすぎて「すみません」が口をついて出てくるというか、もはやほとんどの会話の枕詞が「すみません」でした。
そんなある日、いつものように怒られていたのですが、
つい「すみません」が食い気味になってしまったんですね。
『やべっ』って思ったのも束の間、
それはそれは、めちゃめちゃ怒られました。
「もう怒られたくない!」っていう気持ちが前のめりになり過ぎたんですね。
保身のための「すみません」だったなと今でも反省しています。
謝っている自分もストレスがたまる
謝るときってだいたい自分が悪いですが、中には言い分があったり、理不尽な時もあります。
そんな時は「なんで謝らなければならなかったのか」とモヤモヤすることもありました。
自分で謝っておきながら(笑)
こんな風にたくさんの失敗を重ねて、謝ってばかりいるのって損なのでは?と考えるようになりました。
怒る人=直属の上司や先輩
怒る立場の人って、自分にとっては直属の上司や先輩であることが多いですよね?
つまり、少なくとも異動や転職するまでは付き合っていかなければならない人です。
そんな人に嫌われるのは精神的にとても辛いです。
実際私はバイトリーダーが辞める日を指折り数えていましたし、彼女が辞めなかったら私が辞める!と思っていました。
ですから、自分を怒る立場の人に嫌われない、できれば好かれるように振る舞うことがとても大事なんです。
怒られ上手=指導しやすい後輩を目指そう
ここまで、めっちゃ怒られた!と書いてきましたが、実際には「怒られた」という表現は適切でありません。
先輩たちは指導の一環で、注意や指摘をしたに過ぎないんです。
(キレ気味の口調ではありますが…)
それを念頭に、こちらも相手が「指導しやすい態度」をとるのが大事です。
まずは相手の話をしっかり聞く
委縮してしまうタイプの人は、相手が怒りのテンションで話してくるだけで謝りたくなりますよね?
一旦それはやめましょう。
上述した通り、何度も謝ったり、委縮した態度をとるのって嫌われたりイラつかせるリスクがあるんです。
まずは一通り相手の話を聞きます。
謝るのは一回でOK
自分が悪いと思った時は誠心誠意「すみませんでした」と謝りましょう。
ただし、何度も謝らないでください。
とりあえずで謝っているように見え、あなたの言葉が軽くなってしまいます。
また、自分に非がないときは謝らないで構いません。
最後に「ありがとうございます」と言おう
最後は冷静に「ご指導していただきありがとうございます」と言いましょう。
さらに「今後気を付けます」とか「○○さんに指摘してもらえたから気が付けました」とか加えてみてもいいです。
相手としても「指導してよかった」と思えますよね。
また、こちらが冷静に受け止めることで「そんなに腹を立てて怒るべき相手じゃない」という印象も与えられます。
相手もどうせ指導するならきっと冷静に指導したいはず…ですよね?
理不尽な時こそ「ありがとう」を
理不尽に怒られた時に、謝ってしまうと悪くないのに非を認めてしまったことになります。
実際、謝ってしまったばかりに責任を押し付けられてしまうことも無きにしも非ず…
なんで私謝っちゃったんだろう…
でも、「ありがとう」って言うのって非を認めたわけじゃないし、少なくとも損した気持ちにはならないですよね。
結構便利な言葉だと思います。
仕事に戻ろう!
簡単なことですが「ありがとう」と言うことで、怒られた後も割と円滑に仕事に戻れます。
怒られた側は謝罪だけの時より、気まずさがなくなりますし、
怒る側も一通り注意した上に感謝されているわけですから、これ以上イライラしているのは格好悪いですしね。
大きなミスをしてしまった時は落ち込んでしまうと思いますが、ここで気持ちを切り替えて自分のミスをカバーできるように頑張りましょう。
細かいミスで怒られた人は、一度したミスを二度しないように気を付けましょうね。
言い分がある場合はあとで
どうしても言い分がある人は、先輩や上司の怒りが収まった後、または後日、事情を説明するようにしましょう。
怒られているときに話すと『言い訳』と捉えられる可能性があります。
そんな不本意なことにならないように、相手が怒っているときはひとまず冷静に受け止めることが大事です。
まとめ:怒られ上手になって明るい毎日を
怒られるのって辛いですよね。
そんな時こそぜひ、「ありがとう」を添えて、怒られ上手になりましょう。
怒られ上手になれば、上司や先輩との関係や、職場でのコミュニケーションも円滑になります。
皆さんが少しでも明るい気持ちで毎日が送れるように願っております!
最後に、今回は怒られる時のコツをお伝えしましたが、これは怒る立場の方の性格も大きく影響するので、もし気持ちが落ち込んでしまうほど辛かったら他の上司や先輩、人事部に相談してくださいね。
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