北海道のアヨロボルダーに3泊4日で遠征してきました!
アヨロボルダーは、白老町と登別市の境(白老町側)に位置する海岸のクライミングエリア。
進撃の巨人の城壁さながらにそびえ立つ岩壁は圧巻の光景です。
傾斜はスラブ~薄被りが多く、スラブ好きとしては一度は登ってみたかった岩場でした。
アヨロボルダー登ってきた!
私は身長約164.5cm、両手を左右に広げたリーチは167cmで、女子の平均より大きめ。
普段、ジムは3級~2級、岩場は1級~初段を登っているくらいの実力です。
アヨロボルダーは今回が初めてでした。
登った課題は以下の通り。※太字はエリアの看板課題
- ディンプル 6a(4級)〇
- オレンジスラブ 6a(4級)〇
- スケソウトラバース 6b+(2級)〇
- シャコ 6b+(2級)〇
- ぬりかべ 7a(1級)×
- スペシャルライト 7b(初段)〇
- クロイダー 7b(初段)×
- ブラックホークダウン 7c+(3段)×
4日間のうち、3日目は雨が降ってしまったので、3日間の成果ということになります。
目標は「ぬりかべ完登」だったのですが、達成ならず。
…というか、2日目の段階で「ぬりかべ」⇒「スペシャルライト」に目標が変わり、ぬりかべは初日に少しトライしただけになってしまいました。
ブラックホークダウンは記念受験的に触ってきた感じです(笑)
今回の遠征の日程
- 1日目12:30頃登別駅着
駅から徒歩10分ほどのレンタカー屋さんで車を借りました
- 13:30頃アヨロボルダー着
北海道のクライマー仲間に岩場を案内してもらいました
- 14:20頃「ディンプル」6a(4級)「ぬりかべ」7a(1級)
隣の岩のディンプルでアップ。ぬりかべは踏めず、登れず…
- 15:30頃「オレンジスラブ」6a(4級)「ブラックホークダウン」7c+(3段)
「オレンジスラブ」は完登。登るより降りる方が怖い課題でした(笑)ブラックホークダウンは隣の岩だったので記念受験。3手目から進まない(笑)
- 16:30頃「クロイダー」初段
思ったよりもスタートのホールドが持ちにくい!敗退!
- 18:00頃撤収
- 2日目11:00頃アヨロボルダー着
- 12:00頃「スケソウトラバース」6b+(2級)
最初のトライはもちゃもちゃしてしまいましたが2撃!
- 14:30頃「スペシャルライト」7b(初段)
この日は登れず…(夫は完登してました)
- 17:30頃撤収
- 3日目雨が降ったので観光
民族共生象徴空間「ウポポイ」へ!
- 4日目11:00頃アヨロボルダー着
- 11:30頃「シャコ」6b+(2級)
完登!
- 12:00頃「スペシャルライト」7b(初段)トライ開始
- 13:45「スペシャルライト」完登!
- 14:20頃夫が「テロリスト」7c(2段)トライ開始
- 15:15頃~雨が降り1時間ほど中断
- 16:45夫「テロリスト」完登
- 17:10撤収
急いでレンタカーを返却!
- 18:00登別発
「スケソウトラバース」6b+(2級)
途中まではガバポケットを掴んでいきますが、最後トップアウトの時に使う右側のポケットは小さめ。
最初はマッチや踏み替えをして、最後の小さいポケットで力尽きました(笑)
2トライ目はクロスを多用して登り、小さいポケットは指一本ずつのマッチで持ち替え、完登!
低いところでトラバースするのでマットはトップアウト部分だけでもOK!
「シャコ」6b+(2級)
上に行くほどバランスが取りづらい課題!
リップもガバというわけではないので、スタティックに手を出さないと持てなさそうでした。
こちらも2撃!
「スペシャルライト」7b(初段)
今回のメイン「スペシャルライト」は地元クライマー曰く「アヨロの看板課題」。
保持もフットワークもバランスも必要で、特にクラックの真ん中のえぐれた部分の処理が肝となります。
動画を見ると…①左手でえぐれた部分の左側を抑え、②右足を踏ん張って体を上げ、③右手をリップ前のガバポケットに出す、という人が多く、私もそのムーブを選択しました。
ただ、この左手がめちゃめちゃ悪い。
私はカチ持ちで抑えたんですが、「何となく引っかかるかな?」という程度の凹凸しかないです。
でも、左手の感覚を掴むことが出来れば完登はすぐそこ!なので、このムーブでトライする方は頑張ってください!
この遠征で初段が登れるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです!
ちなみに、この課題は「下降核心」と言われるほど降りるのが怖いんです…
上の画像の赤矢印ルートが最短なので、参考にしてください。
私はこのルートでもすっごく怖かった!!!!
ちなみに夫氏はビビり過ぎて上まで登っちゃって降りれなくなってたね
最終的には降りてこられたけどね!
地元クライマーがいなかったら何時間掛かったことやら…(笑)
おまけ「テロリスト」7c(2段)
カンテをたどり、上部でマントルを返してスラブパートに移行していきます。
スタートもガチャ持ちみたいになって気持ち悪いし、リーチがない人はカンテを進んでいく際に足の置き場を工夫する必要があって結構大変そうでした。
上部スラブパートは踏めているかどうか分からず怖かったそうです。(夫談)
途中で雨が降ってコンディションが悪かったのに良く登れたよね~!すごい!
まとめ:自信を持てた遠征!
昨年11月の塩原以来の外岩だったので、1~2日目は「岩に慣れる」という時間になってしまいましたが、レストを挟んだ最終日は私も夫も狙った課題をしっかり完登することが出来ました!
ジムや近場の岩だと「今日できなかったとしても今度登れるし」という気持ちになりがちですが、遠征はそういうわけには行かないので1トライ1トライが真剣勝負。
今登れなかったら一生登れないかもしれないと思ったら妥協できないですよね。
今回の遠征では「集中して真剣に挑めば私も初段の課題が登れるんだ!」と自信を持つことが出来ましたし(いつも集中して真剣に臨めよって感じですが(笑))、
またいろんな岩場に遠征していろんな課題を登りたいな~とモチベーションもアップしました!
今回は、地元クライマー、現地で一緒に登った遠征組、そして行く先々で会った北海道の人たちがみんなすごくいい人で、優しくて、心が満たされた遠征でした!
北海道でお会いした皆様、本当にありがとうございました~!!
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