夫婦が平日は別々に暮らし、休日を一緒に過ごす週末婚は、お互いの仕事や私生活を尊重する新しい夫婦の在り方として知られつつあります。
私は2021年2月に農家の夫と結婚し、冬以外は週末婚をしています。
私の職場と彼のハウスは1時間半ほど離れており、農閑期の冬だけ一緒に暮らしています。
週末婚って独身と同じペースで生活できて気楽そうでいいなぁ
パートナーに合わせて仕事を辞めたり、我慢したりしなくていいのがいいよね
キャリアを優先出来たり、平日を自由に過ごせるのは大きなメリットですが、共に生活をしていなくても疲れることって意外にあるんですよね。
今回は、私の経験から週末婚に疲れてしまう原因とその対処法をご紹介します。
週末婚に疲れる原因
一口に「疲れる」と言っても、肉体的な疲労と、精神的なストレスがありますよね。
例えば、以下のようなことが考えられます。
どちらも積み重なると、週末婚生活が億劫になってしまうので、なるべく疲れる原因は排除していきたいですね。
移動が大変
平日は仕事でヘトヘトなのに、週末も朝早起きして移動しなきゃいけないのって本当に大変。
週末なんだから夜更かししたいし、昼まで寝ていたい!
と夜型人間の私は思うわけです(笑)
長距離&長時間の移動は車でも電車でも疲れます。
私の場合は車での移動ですが、安全運転に気を付けなければいけないし、帰りは夜道を運転しなければならないのも疲れやストレスの一因になります。
電車や新幹線を利用する人は、駅までの道のりや乗り換えの時にお泊りの大きな荷物を持って歩くの大変ですよね。
パートナーに会うのは楽しみだし、会えたら嬉しいけど、体は正直です。
平日にたくさんの家事をしている
週末に会いに行くために、掃除や洗濯といった家事は平日にやらなきゃ!と頑張っている人も多いと思います。
普通なら「週末の時間のある時にやろう」と思うようなトイレ掃除やシーツ類の洗濯も、仕事で疲れている平日にしなきゃいけないのって大変です。
また、普通だったら休日にしたい予定(買い物や美容院、習い事、病院など)も無理やり平日に詰め込んでいませんか?
平日に休めなくて、休日も移動して疲れて、また月曜日が来る…という負のスパイラルがいつの間にか出来上がっています。
「頑張りすぎ」は週末婚に疲れてしまう原因の一つです。
話し合いがしづらい
結婚式のこと、新婚旅行のこと、子供のこと、仕事のこと、お金のこと…
夫婦になるといろんなことを話し合って決めますよね。
でも、週末婚だと会って話す時間は限られますし、話せなかったらまた来週~となってしまいます。
込み入った話になると資料を一緒に見て話したり説明したいから、電話だとうまく伝わらずにもどかしい!ってなりませんか?
実際、私も前撮りや結婚式の話などは自分の希望がちゃんと伝わらず困りました。
夫はこの手の話に疎いので、特にそう感じたのかもしれません。
2人の話なのに、あなたちゃんと考えてる!?
ってイライラしちゃうので、やっぱり会った時に直接話したいですよね。
会うと喧嘩してしまう
例えば、自分と相手を比べて「自分はこんなに頑張っているのに相手は何もしていない」と思ってしまうかもしれませんし、会っていない週末に相手の行動が分からなくて不安な気持ちになるかもしれません。
そういうすれ違いってほとんどコミュニケーション不足が原因です。週末婚は平日会えないからこそ、たくさんコミュニケーションを取ることが大切。
相手の顔色を窺ってしまって自分の気持ちを伝えられず、ため込みすぎて最終的に爆発!なんてことになっていませんか?
喧嘩するために会いに来たんじゃないのに!
とますます悲観的になってしまいますから、日ごろから自分の気持ちを伝える癖をつけた方がいいですよ!
週末にやりたいことができない
友達との約束や、実家への帰省、エステやネイル、自分だけの趣味の時間…
独身時代は自由だったのに、週末は相手を優先してやりたいことができなくなったという人のではないでしょうか?
私の場合は、クライミング仲間が気を使って遠征に私を誘わなくなってしまうーなんていうことがありました。
疲れるわけではないけど、すごく寂しい気持ちになります。
相手が悪いわけじゃないけど、これもストレスの一因ですよね。
週末婚に疲れないための対処法
交互に行き合う
上述したように、移動する方は移動だけでなく、平日に予定や家事を調整するのにかなり疲れます。
交互に行き合うことで移動の負担を分け合うことができます。
一方を週末の拠点としていても、1か月のうち1週だけはもう一方の家で週末を過ごしてみてはどうでしょうか?
また、移動で疲れないためには、移動時間をもっと楽しい時間に変える工夫も大切ですよ。
来てもらう方は相手を労わろう!
来てもらう方は、移動してきたパートナーをしっかり労わってあげてください。
大好きなパートナーに「来てくれてありがとう。大変だったね。少し休んで」と言ってもらうだけで癒されるものです。
せっかく来てくれたのに洗濯や掃除を押し付けるのは絶対NGですよ!
話し合いたい内容は事前に連絡しておく
会って話し合う時間が限られているので、予め「今週末はこれについて話したい」と伝え、資料をメールやLINEで送っておくのが良いです。
相手にとっても、自分の考えをまとめたり、独自に調べたりする猶予ができます。
会う時間・話す時間が限られているので、事前連絡で時短しましょう!
話すタイミングを逃さないように、スマートフォンのリマインダー機能に「土曜日の19時○○について話す」などと予定を登録しておいても良いかもしれません。
平日はだらだら連絡を取り合う
週末しか会えないので、連絡はできるだけ取り合いましょう。
私たち夫婦の場合は朝起きてから夜寝るまで、だらだらとLINEを続けています。
くだらないスタンプを送ったり、野良猫の写真が送られてきたり、そんな風に日常を共有しています。
会えない日々を相手がどう過ごしているのか知るだけで、安心しますよね?
もしパートナーが浮気を心配するタイプでも、頻繁に連絡して入れば安心感を与えられると思います。
相手を決めつけたり、他人と比較しない
これは週末婚だけでなく、結婚全般に言えますね。
しっかりコミュニケーションを取らないでいると、相手を決めつけてしまいそうになります。
どうせ結婚式のことなんてどうでもいいんでしょ!?
どうせ俺の意見なんて求めてないだろ!?
こんな風に相手の考えや行動を勝手に想像せず、相手の言葉を聞いたり、自分の意見を伝えることが大事です。
あなたの想像以上に相手はいろんなことを考えたり、行動をしているかもしれません。
また、私の方が頑張ってる!とか、友達の奥さんは○○してくれるのに!とか、誰かと比較するのもやめましょう。
比較してイライラしても、相手が何かしてくれるわけではありません。
相手に何かしてほしいことがあるなら、素直にあなたの気持ちや要望を伝えてみましょう。
ぶっきらぼうな言い方ではなく、相手のやる気が出るように優しく伝えてくださいね。
余裕がない週末は会いに行かない
最終手段は休息を取りましょう!
気持ちや体力に余裕がないのに会いに行くと、疲れたり、喧嘩したり、イライラしたりしてしまいます。
そういう時は「疲れているから、今週末は休ませて」と相手に伝えて、自分の心と体をしっかり癒してあげてください。
また、土曜日は休んで、日曜日に日帰りするというのもアリだと思います。
自分の家のベッドの方がよく眠れますからね(笑)
3.まとめ:夫婦のトラブルはコミュニケーション不足が原因
持論ですが、夫婦間のトラブルはほとんどコミュニケーション不足が原因だと思います。
我が家もたまにあるんですが、家事をしてほしいのに「やって」と言わず、休んでいる相手に一方的にイライラしたり、「ありがとう」「助かるよ」という労いの言葉がないことに傷ついたり、傷ついたことを伝えず雰囲気が悪くなったり…
一言自分の気持ちや要望を伝えたり、お互いが相手を思いやって声をかけたりすれば解消できるんですよね。
他人であっても、夫婦で会っても、相手の立場に立って発言したり行動したりするという基本は一緒。
週末婚でもその基本を忘れず、「疲れない週末」を送りましょう!
最後に、週末婚が嫌になっても、週末婚を提案した方を責めるのはやめましょう。
提案したかもしれないけど、最終的に2人で決めたことですよね?
妥協したとしても一度納得したなら半分は自分の責任だと思って、冷静に話し合いましょう。
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