冬のレジャーといえばスキーやスノーボドがメジャーですが、北海道や東北、北陸では「氷上ワカサギ釣り」も盛んです。
私たち夫婦も、ここ最近ハマっていて、毎週のようにワカサギ釣りに出かけています。
工夫すると釣果も増えていってとっても楽しいです!
でも、釣りって竿に、釣り糸に、針に、バケツに…使うものがたくさんあって慣れていないと忘れものをしがち。
今回は、ワカサギ釣りの必需品からあると便利なものを紹介します。
忘れ物なしで、ワカサギ釣りを楽しみましょう!
ワカサギ釣りに必要な12アイテム
ワカサギ釣りは朝が早い上に持ち物が多く、現地に行ってから「あれを持ってきていたらよかった…」と後悔することが多々あります。
そんなことにならないように、準備を万全にしていきましょう!
下の表でワカサギ釣りに必要なアイテムをまとめました。
アイスドリル
氷上ワカサギ釣りは氷に穴をあけて釣り糸をたらします。
穴をあけるにはアイスドリルを使います。
穴をあけるコツは膝を軽く曲げて、まっすぐ穴をあけることを意識すること。
女性でも穴が開けられますよ!
2つ以上開ける場合は30センチ以上離して開けましょう。
釣り竿
ワカサギ用の釣り竿は穂先、グリップ、リールに分かれます。
穂先の反応を見て釣り上げるので、とにかく穂先が大事。
初心者は「当たり」が分かりやすい柔らかめの穂先がおススメです。
リールを使わず穂先とグリップだけで「手ばね釣り」という釣り方もできますが、私はプロックスの穂先・グリップ・リール・釣り糸がセットになったものを使っています。
セットの穂先は単品の穂先より感度が悪い気がしますが、このセットは穂先を付け替えることもできるので、何回か経験してみて穂先だけ変えるのもアリですよ。
電動リールという手元のオンオフだけで釣り糸を巻き上げられる優れものもあります。
片手で釣りあげられるので2台持ちする人もいます。
値段がそれなりにするので、何度か行ってハマったら購入するのが良いと思います。
私は今のところあんまり釣れないので、手巻きのリールで十分かなあ。
釣り糸
ワカサギは魚体が小さく、特に釣り糸の強度を重視する必要はありません。
むしろ、繊細なアタリを取るため細い釣り糸が主流です。
ワカサギ釣りに適した「ワカサギ専用ライン」が販売されているので、そちらを用意しましょう。
0.2号前後のPEライン、ナイロンライン、フロロカーボンラインを使用するのが一般的。
長さは30メートルや60メートルがありますが、根掛かりや友達の釣り糸と絡まってしまうトラブルもあるので、長めのものを選ぶ人が多いです。
仕掛け
仕掛けとは釣り針が付いた釣り糸のセットのことです。
ワカサギ釣りは、釣り針が5~7本付いた仕掛けを使います。
針の号数は1~2号。初心者は釣り1号の5本針が扱いやすいです!
おもり
おもりは仕掛けの一番下に取り付けます。
仕掛けにおもりがセットになっているものもあり、だいたい1~2号(3.75~7.5g)のものが多いです。
釣り場の水深や、竿の「錘負荷」に応じて選びましょう。
おもりは重いほうが仕掛けを張りやすく、合わせやすいと言われていますが、重いとあたりが分かりづらいことがあります。
何種類か持って行って比べてみると良いと思います。
エサ
ワカサギは「サシ」と呼ばれるハエの幼虫をエサに釣ります。
最初は気持ち悪くて触れませんでした。
しかし、毎週釣りに行くうちに、ゴム手袋越しなら付けられるようになり、ピンセットを使うなら大丈夫になり…と段々と慣れてきました(笑)
慣れとは怖いものです
虫がどうしても苦手!気持ち悪い!という人は、疑似餌を使うと良いです。
疑似餌は私も使ったことがありますが、サシと比べると釣果は劣ります。
はさみ
エサのサシはハサミで半分に切って使います。
サシの体液の臭いでワカサギを誘います。
サシは左右を針に付けてから切りましょう。
間違って仕掛けを一緒に切らないように気を付けてくださいね。
ハサミは小さければなんでもOK。
画像のはさみはダイソーの釣りコーナーにありました。
氷すくい
アイスドリルで穴をあけると、削られた氷が穴に浮かびます。
その氷をすくい出さないと釣りができません。
氷すくいがない場合は氷を素手でかき出すことになってしまうので、忘れずに持っていきましょう。
100円均一で売っている網じゃくしでOKです。
防寒着
氷点下の屋外に何時間もいると思って準備しましょう。
私の場合は、インナーに超極暖ヒートテック、その上にロンT、フリース、ダウン2枚重ね。
下は起毛のスウェットにウィンドブレーカー、あったかい靴下、ダウンブーツを履いています。
スキーウェアと長靴でもOKですよ。
釣り場のお兄さんによると、たまにスニーカーを履いてくる人がいるみたいだけど、絶対に寒いからやめてね!
イス・クッション
ワカサギ釣りは長時間氷上にいるので、イスやクッションは必須。
イスでも「あぐらイス」や「ローチェア」と呼ばれる背の低いイスがおススメ。
穴に体が近くなるので腰が痛くなりづらいです。
また、下にアルミマットやジョイントマットなどを敷くお座敷スタイルも姿勢を頻繁に変えやすく、腰が痛くなりにくいですよ。
テント・ペグ・ハンマー
テントなしで釣る人もいるので「できれば用意したい」としました。
ただ、太陽があっても放射冷却で外気温が低かったり、風があるととても寒いですし、エサ付けのために基本的に素手でいるので、テントがないと手がかじかんでしまいます。
ワカサギ釣り用テントはテントの床がなく、スカートと呼ばれる裾が長いのが特徴。
スカートに雪を乗せて風で飛ばされるのを防ぎましょう。
サイズは(行く人数+1)人用にするとゆとりがあって良いです。
テントを建てる場合は、氷にペグを刺すことになるので、ハンマーが必須です。
忘れずに用意しましょうね。
持ち帰り用袋・保冷剤
釣れたワカサギを持ち帰るための袋も持っていきましょう。
私はM~Lサイズのジップロックを使っています。
マチ付きのジップロックだとバケツ代わりにもなって便利ですよ。
水を抜いて、保冷材にはさんで持ち帰りましょう。
ワカサギ釣りにあると便利な12アイテム
ここでは、必須とまでは言わないけど、あると便利なアイテムを紹介していきます。
バケツ
我が家はセリアのパンケースをバケツにしています。
バケツで活かしている間にサシを吐いたり、フンをしたりするので、なるべく綺麗な状態でワカサギを持ち帰ることができます。
ピンセット
私の中では必需品のピンセット。
エサを付けるのに使います。
虫を手づかみするのが精神的にしんどい人にオススメです。
プロックスの先が割れたピンセットは逆作用(握ると開いて離すと閉じる)でサシを掴みやすく、針を刺しやすいです。
掴んだまま切れるのも便利!
エサ付け用アンテナ
画像は夫が自作したエサ付けアンテナです。
セリアのBBQコーナーにあったマシュマロ棒を、薬味ホルダー(冷蔵庫収納用)に結束バンドで固定したもの。
これがエサ付けに大活躍!
アンテナの先が割れているところにおもりを掛け、仕掛けを張ってエサを付けます。
釣り糸が絡まらず、サッとエサ付けできて便利です。
専用品も売っていますが、200円足らずで自作できるので、やってみてください~。
竿置き台
繊細な当たりを見極めなければいけないので、竿は台に置いた方が良いです。
座って、太ももに竿を置く人が多いと思いますが、私は自分の筋肉の震えのせいで当たりがあまり分からないです(笑)
私は100円均一のディッシュラックを使っており、夫は専用のスタンドを使っています。
ディッシュラックは竿を置くときに穂先がぶれてしまうのでイマイチ。
発泡スチロールとかを貼って改良しようかな~と思っています。
専用の台の方が断然使いやすいです。
ワカサギはずし
バケツの奥についている鉛筆のキャップのようなものです。
というか、鉛筆のキャップとねじで改造したものです。
「ワカサギぷっちん」という専用のものもあります。
クリップになっていて、バケツの縁をはさんで使います。
ざる
ざるはバケツからジップロックにワカサギを移すときに水を切るのに使います。
水を切る時は、穴の上で作業をしない方がいいですよ。
穴の上で作業をすると逃がすことがあります…。
カウンター
数えきれないほど釣れたときに便利です。
バードウォッチングや交通量調査の時に使うカウンターですね。
ダイソーの事務用品売り場に売っていますのでチェックしてみてください。
↑こういうワカサギ外しとカウンターが一体になったものもありますよ。
ウェットティッシュ
エサのサシや池の水を手で触れたあとに、ご飯やお菓子を食べたり、スマホに触れたりするときは手を拭きたいですよね。
そういう時にウェットティッシュがあると便利ですから持っていきましょう。
ゴミ袋
仕掛けや釣り糸が絡まったり、ウェットティッシュを使ったり、お菓子を食べた時はゴミが出ます。
ゴミはちゃんと持ち帰りましょうね。
ソリ
ソリがあると、移動の時にとっても便利です。
ワカサギ釣りはテントやアイスドリルなど重たいものを持ち運ぶので、ソリにのせて引きずれば楽ちんですよ。
食べ物・温かい飲み物
寒い屋外にいるだけで体力を消耗しますから、食べ物や温かい飲み物を用意しましょう。
サーモスの山専用ボトルは中の飲み物の温度が下がりにくいので、朝に熱湯を入れていけば、昼にカップラーメンをおいしく食べられます。
象印のシームレス栓タンブラーも洗い物が楽なのでおススメです。
我が家は山専用ボトルに熱湯、象印のタンブラーにホットコーヒーを入れて持って行きますよ。
ジェットボイルやアウトドア用のコンロ・バーナーを持っていくのもアリです。
ひざ掛け・ホッカイロ
防寒着を着ていても寒いものは寒い!
そういう時はひざ掛けやホッカイロの出番です。
ワカサギ釣りは下が氷で底冷えしやすいので、ひざ掛けがあると全然違います。
またホッカイロは、靴下用ホッカイロと貼るホッカイロがおススメです。
寒がりの方はしっかり用意して、楽しみましょう。
まとめ:前日までに準備してワカサギ釣りを楽しもう!
釣れても釣れなくても楽しいのが氷上ワカサギ釣り。
でも、朝が早いので、前日までに準備しないと忘れ物をしがちになります。
ぜひ、必需品の購入や準備にこのリストを活用してください!
しっかり準備して、思い切り楽しみましょうね~!
コメント